はまはらのフィギュアスケート感想記

フィギュアスケート観戦が趣味です。大好きな選手のこと、観戦の感想などを書いていきます。特に好きなスケーター☆宮原知子さん/町田樹さん/ネイサン・チェン選手/鈴木明子さん/エリザベータ・トゥクタミシェワ選手…他多数

フィギュアスケートを楽しむために大事にしたいもの

こんにちは。はまはらです。

今回はフィギュアスケートを楽しむうえで自戒というか、こう胸に刻んでおきたいというか……そんなようなものについて書いておきたいと思います。

フィギュアスケートって採点競技なんですよね。
だから否応なしに優劣の評価がつけられる。
まあそれはスポーツだから当然なんですが、純粋な技術点と演技構成点(自分はこれもある種の技術だと認識してますが)で総得点を出すという、独自の評価方法になっています。

正直私は、まったくフィギュアスケートをやったことのないズブのド素人であるわけで……資格も専門的な知識も何ももっていないので、採点に対してあーだこーだ言う気は最初からありません。
だって評価をする人はその道のプロの方々なわけだし。(当然!)
せいぜい観戦するうえで知ってた方が面白いしお得だと思うから、基本的なルールをちょいちょい頭に入れたりするくらい。
だからもし、自分が抱いた演技への評価とプロの採点に乖離があったとしても、まあしゃーないかな、と。技術を見極める目を持ってないので。
もちろん寂しさや悔しさはありますよ。
「こんなに最高だったのに」とか「えー凄かったじゃんよ!」とか。
で、フィギュアスケートを楽しむうえで大事にしたいのはまさにこの感情の部分なんですよね。
競技である以上、絶対にプロに評価されてしまって、順位をつけられてしまうから、なんだか自分が感じた想いまで否定されたような気になることがある……けどそれは多分違うんですよね。

点数と感動は必ずしも比例しない。

それを、ちゃんと覚えておきたいと思うんです。
(比例することももちろんありますよ!笑)

私はド素人でプロの目をもっていないけど、選手の演技に感動する心はある。
それは、他者の評価で否定されるものではないし、ちゃんと大切にしておくべきものだと思います。
ひとりひとり感じ方って違うものだからこそ、自分の気持ちは大事にもっていたいんですよね。
だってフィギュアスケートを好きになったのは、誰かが高い点数を出してたからじゃなくて、素敵な演技をしているのを見たからだったし。(その頃は知識なんかゼロだし)
「素敵だなあ」とか「最高じゃん」って思ったときの気持ちは、自分の原点みたいなもの。
いちいち周りの評価に動揺していたら、いつか競技としてのフィギュアスケートが楽しめなくなっちゃうかもしれない。
そんなふうに思うんです。

そんで、なんでこんな話をしてるかっていうと、自分自身周りの評価に動揺することがあるからなんですよね。(笑)
でも、ちゃんと同じ気持ちになってる人もいるから、「あーいろんな見方があるんだな」って最後は納得できてる気がします。
(この競技においては、わかり合えない人とわかるまで話し合う必要はないと思う。感じ方は十人十色だから。それで選手や他人を攻撃するのは論外!ダメダメ!)

たくさんの人に評価されてたらやっぱり嬉しいし、自分の応援してる選手がプロに認められてメダルを取れば、それこそ自分のことのように喜んじゃう。
だけど、たとえたくさんの人に評価されなくても、自分の心が動いたのは紛れもない事実だから、その気持ちは大事に大事にもっておきます。

思えば初観戦の日、名前も初めて聞くような外国の選手がリンクの上で演技をしているのを見て、私はさいたまスーパーアリーナの500レベル(だったかな? めちゃめちゃ遠くの席)で泣いていました。
その選手は、ショートだけでフリーには残れなかったけど、あの瞬間の記憶は今も心に刻まれています。
そんなふうに、これから先も自分の感情を大事にできれば、きっといつまでもフィギュアスケートを好きでいられるんじゃないかなと思っています。